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動画を研究するブログ 動画アカデミー

2017.02.02

中小企業の採用難、どうすれば人が採れるようになるか。

中小企業で採用難が続いていると言われる。(参考:中途採用実態調査

肌感覚としても近年「採用計画」を予定通り達成できた中小企業は、少数派であろうと感じている。と言っても、すべての中小企業が人を採用できていないわけではない。逆に一部の中小企業は、大手企業よりも人気があるくらいだ。

 

例えばある老舗の消費財メーカーは、独自の販路を開拓すべくECサイト事業を展開、募集をかけたところ想定の10倍の応募が殺到したと言う。

また、あるイベント運営会社は、「イベント会社で働くとこんなことがある」というイベント企画を行って人を集めたところ、こちらも想定を超える応募者が集まった。

彼らはいずれも中堅・中小企業であり、待遇や福利厚生が月並ではあるが人をうまく採用することに成功している。

 

なぜ同じ中小企業であっても、このように採用について差がつくのだろうか。

 

もしかしたら、この答えはもう既に多くの人がわかっているだろう。

答えはごく単純なものだ

「普通の会社」だからという他はない。

 

「普通の会社」に行って、何の面白みもない仕事をやり、有能な人間もおらず、給料も安い会社に行きたい、という奇特な人間はあまりいない。

面白い仕事をやり、有能な同僚と、良い待遇で仕事をしたいのが当たり前なのだ。

それなのに当たり前のように採用サイトにごく当たり前の文言で、ごく当たり前の募集広告を出す……。人が集まらないのは当然、と言える。

 

こう言った会社に明らかに欠けているのは「マーケティング」の視点である。

スコットランドの新興ビールメーカーであるブリュードッグの経営者、ジェームズ・ワットはこのように述べている。

21世紀のマーケティングでは、予算がゼロであっても全く問題はない。予算不足というのはいかにも制約のように見えるが、実は有利ですらある。今は「広告は死んだ。新メディアよ、永遠なれ!」という時代だ。(中略)

 

相手構わず放り投げられた浅はかで退屈な広告をありがたがる人間はいない。古いメディアにいつまでも頼っているブランドと同じで、こうした広告の宣伝文句には中身がない。(中略)

 

彼らが欲しがっているのは本物であり、質であり、情熱であり、実感であり、こだわりだ。低予算のマーケティング戦略で効果を上げるためには、会社が自分たちのブランドや使命、価値を体現していることが裏付けられるオンラインコンテンツを、十分に用意しなければならない。(中略)

 

あなたが魚屋で、持続可能なやり方で頑張っている漁業者からとびきり新鮮な魚だけを仕入れているとしたら、ネタは無限にある。例えば次のようなコンテンツが作れるだろう。

 

・市場で撮った写真をインスタグラムで毎日公開する

・その日の生きのいい魚の情報をツイッターに毎日投稿する

・魚を仕入れている漁船でそれぞれ動画を撮り、ユーチューブで月に1本ずつ公開する。

・絶品の魚介レシピを2週間に1つ、ブログで公開する。

・ウェブサイトにコーナーを作り、持続可能な漁法で魚を獲ることの大切さを紹介する

 

こうすれば徐々にオンラインコンテンツに常連客がつき、自分の会社を支えるコミュニティーができ、ブランドの裏にあるこだわりを見てもらえるようになり、ひいては会社の形ができていく。

(ビジネス・フォー・パンクス 日経BP社)

私は彼らの考え方に一言一句、同意できる。

 

つまり「普通の会社」に人が来ないのは、「普通の商品」を皆が買わないのと同じくらい、当たり前のことだ。会社に魅力がないから、人が来ないのである。

にも関わらず、採用難を訴える経営者の言葉は、

「技能のミスマッチだ」

「求職者が仕事を選びすぎだ」

「採用手法が悪い」

こう言った他責で、本質的でない話ばかりが目につく。

これらはすべて、「私がモテない理由は、世の中の理解がないからだ」と言っているのと大して変わりがない。

 

 

上の「ブリュードッグ」の経営者は何の変哲もないビール醸造という仕事を、魅力あるものに見せるために商品を改良し、情報発信をし続けた。

彼らは自分たちの手作りの動画をYoutubeなどアップし、会社の魅力を訴え続けた。

それは評判を呼び、ついにはテレビ番組を持つにまで至った。

 

また、上述した老舗の消費財メーカーは、商品企画を練り直し、ECでの発表に合わせて経営者が自ら「採用ができなかったら、会社がなくなる」と覚悟を決め、自ら情熱的にTwitterを用いて発信し続けた。

 

だから、彼らは認識され、人を採用することができた。

「オレはネット苦手だから」などと言う前に、自ら勉強し、行動した経営者のもとに人が集まるのは必然だった。

 

ある経営者は、「就職というのは、自分の労働力を1票として投票するのと同じこと」と言った。

そう言う意味では、票を集めるための地味で面倒な作業を政治家に見習うべきかもしれない。有権者の家を訪問し、街頭で演説し、支援者に頭を下げる。

こう言った活動をどこまでできるかが、結局、中小企業の「採用難」を解決する唯一の手法であることは言うまでもない。

 

 

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