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動画を研究するブログ 動画アカデミー

2017.02.09

セブンイレブンのサラダチキンのtwitter動画から見る「モノからコトへ」のシフト。

テレビコマーシャルからデジタル動画広告への流れは確実に進んでいます。

 

デジタル動画広告に関して、セブンイレブンやイトーヨーカドーなどを傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスが大変興味深い試みをして大成功していました。

店舗売上は約130%伸長! セブン&アイ・ホールディングスのTwitter×料理動画×リアル店舗施策(MarkeZine)

 

セブン&アイ・ホールディングスと言えば、今や日本の小売業の雄といっても過言ではありません。特にその中核を占めるセブンイレブンジャパンはチェーン店の売り上げを含めると4兆円にもなる巨大なマーケットを創出しています。(セブンイレブンジャパンHPより)

当然、広告宣伝にも力を入れており、今でもテレビなどマス媒体で同社のCMを見ない日はありません。

そのような日本を代表する巨大企業が、たった70秒のTwitter動画で、CMとほぼ同等かそれ以上の効果を出したということなのです。

 

一体どのようなことが起こっているのでしょうか?

先ずはその動画を見て見ましょう。

 

サラダチキンを使って料理を作るというとてもシンプルな動画です。デジタル動画としてはちょっと長めの70秒の動画です。

しかし、この70秒の動画をインターネット時代に合わせて有効に活用することで、CMを凌ぐ効果があったのです。

 

例えば、この70秒の動画をTVCMを流したらどうでしょうか?

現在のTVCMのルールでは70秒間という時間でCMは流すことはできないですし、もっと根本的な問題として、動画の内容そのものは「ただ料理をするだけ」なのです。従来のTVCMとしては全く成り立ちません。

 

しかし、この動画はTwitterで拡散され、360万インプレッション、1.2万リツイート、動画再生は52万回にもなっているのです。

 

この動画制作を担当したTastemade Japan株式会社 代表取締役 吉岡研一氏はこのように語っています

見た人にただただ“作ってみたい!”と思ってもらえることを重視しました。元々、そこは私たちの得意分野でもあります。実際、フォロワーさんの感想には“見てると料理したくなる”“料理したことないけど、やってみたくなった”という感想が多いんですよ」

「サラダチキン」の動画制作をするにあたって、その商品をアピールすることよりも、その商品を使って「何をするか」ということのみにポイントを絞ったものとなっているのです。

つまり、ただただ「美味しそうで、自分が食べたくなるような料理を作る」ということのみに注力して動画を制作しているのです。

 

動画の中で会社名や商品名を連呼することは全くありません。

あるのは冒頭に「商品そのもの」が出てくることと最後にセブン&アイホールディングスのグループ会社のロゴが1秒ほど出てくるだけで、そこにナレーションすらありません。

受け手である消費者側はこの動画を見て、「サラダチキンを買いたい」という商品そのものの「モノとして消費」を超えて、「サラダチキンを料理したい」という、商品を使って料理をすることの「コトの体験」へと興味がシフトしているのです。

必然的に、サラダチキンで料理をしたくなった人は、サラダチキンへの購買へと繋がり、その結果ネットで売り上げは4.5倍になったということなのです。

 

それだけでも十分な成果は出ていると言えるのですが、セブン&アイホールディングスはそのような消費者の「コトの体験」欲求を、さらにより広範に「サラダチキン」への販売へと繋げています。

この動画を、イトーヨーカドー、ヨークベニマル、そごう・西武の全国371店舗でPOPや試食販売といっしょに流したのです。

その結果、今度はこれら3社平均で売上伸長率130%を記録し、同社の調査によると、同じ年に5月に実施したテレビCMと同等の効果が得られたということです。(※詳しくは冒頭の記事リンク先参照)

 

CMに比べると数十分の1の予算でできるデジタル動画が、CMに匹敵するほどの効果を及ぼす時代になっているのです。

現在、情報を届けるべき消費者の情報の入口は、インターネットであることを疑う余地はないと思います。

 

さらにここ数年、スマートフォンが一気に普及し、特にSNSがその情報発信の一つとして認識されはじめています。

Facebookでシェアされたニュースを見ない日はないでしょう。また最近では、インスタやツイッターでハッシュタグ(#)を利用して検索するということも日常的になって来ています。

 

インスタ検索 「ググるよりイマドキな情報集めやすい」の声(ニフティニュース 2017/01/30)

Googleは使わない、SEO対策しているから——Instagram有名人のGENKINGが語った10代の「リアル」(TechCrunch 2016/03/03)

 

最近ではSNSのプラットフォーマーが動画の露出を重視しているので、SNSのタイムライン上で、「動画」を見ない日はないのではないでしょうか。

そしてその動画こそが、今回セブン&アイ・ホールディングスの「チキンサラダを料理する」動画のようなものであれば、それは「コトの体験」として、多くの人の目に止まるというわけです。

 

「モノからコト」へのシフトという時代の流れは、このようにSNSの動向からもはっきりと感じ取れるのです。

 

 

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